プランクBBQの極意!初めてでも手軽に燻製風を楽しめるバーベキュースタイル

いつものBBQにひと手間加えるだけで手軽に燻製風が楽しめる、プランクBBQ。
今回は食材選びから調理の流れ、よりおいしく作るためのコツまで一挙に紹介します。


プランクBBQ美味しさの仕組み

プランクBBQは、浸水させたウッドプランク(木の板)の上に食材を乗せて、板ごと焼く豪快な調理方法です。

板の上で焼くことで、食材に間接的に熱が通り、蒸し焼きの状態となるため、食材がふっくらジューシーに仕上がります。さらに板が焦げて出る煙で食材が燻され、燻製のような香りが食材につきます。

調理の前の準備

・食材選び

プランクBBQでは食材選びが重要です。 おすすめは、チキン・ポーク・サーモン。この3食材は失敗が少なくおいしく仕上がるので、初心者の方にも好評です。 スーパーで購入する際、部位に迷ったらチキンはもも肉、ポークはロース肉、サーモンは刺身用を選んでみてください。

注意してもらいたいのは、野菜やキノコ類。
彩りとしては素敵ですが、焼きすぎると酸味を強く感じるものが多いため、ウッドプランクの扱いに慣れてから挑戦してみるのがおすすめです。 彩りを取り入れるなら、レモンや輪切り唐辛子を乗せると美味しく見た目も楽しめます。

・加熱方法

加熱方法は、カセットコンロ、BBQコンロ、焚き火、七輪に加え、ご自宅のオーブンレンジや魚焼きグリルなど様々です。

加熱時間は火力や火元からの距離によって、異なりますが基本的には弱火~中火で20分前後じっくりと加熱し、その後は火の通り具合を確認しながら焼いていきます。 Newieでは、熱源が安定していることからカセットコンロをおすすめしています。 次の章ではカセットコンロを使ってプランクBBQの流れをご紹介します。

調理方法と基本のコツ

プランクBBQの調理工程は主に「浸水」「味付け」「包む」「焼き」の4パートに分けられます。 ここでは各パートの基本的な説明とちょっとしたポイントをご紹介します。

1.浸水

プランクの浸水は、1時間以上行います。 十分に浸水することで、板の焦げすぎ防止やプランクBBQ特有のふっくらジューシーな食感を楽しむことができます。 

2.味付け

味付けは少し濃いめに付け、1時間程度漬け込むと食材が柔らかくおいしく仕上がります。 時間がないときは、焼く直前に揉みこんで味付けしても問題なしです。 

3.包む

アルミホイルで板ごと包みます。 全て覆うことで煙を閉じ込め、薫香を食材に行き渡らせることができます。 包む際は食材の火の通り具合を確認しやすいように、上開きになるように包みましょう。 

4.焼く

弱火から中火でじっくり20~30分焼いていきます。 食材のジューシー感を引き出すために、じっくりと時間をかけて焼くことがポイントです。

板を焦がすことで食材により香りをつけることができるので、多少板が焦げてしまっても心配いりません。 燃え上がりすぎて板が焼け落ちてしまいそうであれば、弱火にしてあげてください。


初めてでも美味しく作れます

手軽に燻製風味とふっくらジューシーな食感を楽しめるプランクBBQ。味わいのほかにも、板ごと焼くという斬新さ、加熱中のワクワク感など魅力いっぱいのBBQスタイルです。慣れてきたら、水の代わりにワインで板を浸したり、オリジナルレシピで作ってみたりとアレンジも楽しいです。初めての方も気負わず挑戦してみてください。


もっと詳しく知りたい方は、はじめてのプランクBBQガイド


Newieでは、定番の杉・桜のほかに、栗・朴と4種類の樹のウッドプランクを取り揃えています。